接客は自然が気持ち良い。
先日、近所に外食に出かけたのだが、非常に気持ちのいい接客だった。
一緒に食事に行った人も「接客の人の感じが良いね」と言っていた。
何がよかったのだろう?少し考えてみた。
おそらく接客が「嘘くさくなかった」から良かったのだ。
丁寧過ぎることもなく、無礼でもない。
言葉のチョイスも自然で好感を持ったのだろう。
★★★
近所に蕎麦屋があり、そこの息子が出前の配達やレジを担当している。
要するに蕎麦をつくるのではなく接客をしているのだが、接客が異様に丁寧でその時の笑顔が大袈裟なのだ。
なんとなく嘘くさい。
たまたまその息子が出前の配達をしている所を見かけた。
おそらく交通トラブルがあったのだろう。
車に怒鳴りつけているのを見かけてしまった。
怒鳴りながら配達用のカブで過ぎ去っていた。
どこで誰が見ているかわからないものだ。
私も気を付けなければ。
その時に思ったのが、
「ああ、やっぱりあの笑顔は嘘だったんだな」だった。
なぜ自然に振る舞わないのだろうか。
きっとこういうことなのだろう。
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素の自分だとマズイことに気付いている。
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よって対人用に仮の自分つくる。
↓
加減がわからず極端に丁寧になる。
↓
嘘くさい。
良い人は、
素の自分(またはそれに近い状態)で接客する。
↓
自分そのままなので自然。
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演じた自分は相手から見ると不自然さが滲み出てる。
不自然さが出ないのであれば主演俳優賞だ。
しかし、そんなに簡単ではないだろう。
自分が普通にやっていること、特にすごい事をしている認識はないのに周りから「すごいね」と言われる事があなたに向いている事(天職、適職)であると聞いたことがある。
自然な接客が出来る人はすごい事をしている認識はないのだろう。
きっと向いているのだ。
そして接客の際に「自分の人格を変えないといけない人」はたぶん向いていないのだ。