台湾の盲人マッサージ
台湾(台北)の地下街を歩いていると『盲人マッサージ』というのをたまに見かける。
(台湾は暑いため、地上ではなく地下(街)にいる人がとても多い)
日本で盲人マッサージを受けようと思ってもなかなか見つからないし、見つかっても行動範囲内にあるとは限らない。
なので、旅先のテンションで行ってみることにした。
台北滞在中に合計で2度行ったのだけど、最初の時は50歳くらいのおじさんがマッサージをしてくれた。
マッサージは本当にとても上手で、「指先の感覚の鋭さは目の見える人を超えている」と感じた。
ちなみに料金は20分で700円くらい。
気持ち良かったので、チップ込みで1,000円払ってきた。(台湾にチップの習慣はない)
帰国の前日、再度「あのマッサージを受けよう」と思い、訪問。
今回は20代の女性のマッサージ師の方が施術してくれるようだ。
その女性は日本語が話せるので少し会話をしてみることにした。
覚えている内容は...
・高校生になるくらいから完全に目が見えなくなってしまったらしい。網膜剥離と言っていた。
・片目は完全に見えない、もう片方は辛うじて影が認識できる程度とのこと。
・筑波大学へ留学を予定していた(合格もしていた)が、父親が癌になり、断念したとのこと。
・両親は離婚している。
・母親は10歳くらいの頃に亡くなっていて、おばあちゃんに育てられたと言っていたような気がする。(うろ覚え)
・なので、父親にはほとんど会っていなかったようなのだが、父親を置いて留学をするのは気が進まなかったのかもしれない。
・現在は一人暮らしをしている。
・プログラミングをすることができるので、LINEのようなアプリケーションを作っている。
・4カ国語を話す。(日本語、英語【かなり流暢だった】、ドイツ語、中国語)
・盲人の人が働けるように、政府が援助をして、マッサージという仕事が出来るようにした、とのことだったが、今では目が見える人もマッサージをするようになったと言っていた。
マッサージはもちろんすごく上手だし、目が見えないのに日本への留学を考えていたというのは本当にすごい。
喋っていて、「この人は賢い人なんだな」となんとなく感じた。
私:「目が見えないのにプログラムの勉強をするのは大変じゃないの?」
女性:「点字があるし、今はスマホの読み上げ機能があるから大丈夫だよ」
そうか、スマホの読み上げ機能はこういう人にも役に立っているのかと気が付いた。
私:「あなたのような賢い人がテクノロジーで便利な物を作ってくれて、きっと目が見えないハンディも今以上に緩和されていくよ」
会話も含めて、最高に満足した盲人マッサージだった。
個人旅行はやっぱり楽しいな。
スポーツを『TV視聴する』のか『スタジアムまで行く』のか。
実際に野球やサッカー、テニスを『スタジアム観戦』したことがある人も多いと思う。
そして感想は、たぶん…
「テレビの方が観やすい」ではないだろうか。
しかし、現地のスタジアムまで行けば『雰囲気』や『熱気』、『TVでは取り上げられない場面』など様々な『体験』も出来る。
現地観戦は『試合の内容以外』も重要視している人の選択肢になるのだろう。
これは様々な分野に広がっている。
例えば興味のある特定の場所があるならば、昔は『TV』か『自分で実際に行くか』くらいしか選択肢が無さそうだ。
一見するとスポーツ観戦の場合と同じだ。
しかし、スポーツと違い旅行の場合は『自分の興味のある分野をTVで放送してくれるとは限らない』というかほとんどない。(スポーツは試合内容がわかりやすいのがみんな1番だろう)
しかし今は『YouTube』や『google earth』『ストリートビュー』など複数の選択肢があり、実際に行かなくても自分の好きなように情報をカスタマイズして『現地に行った気分=旅行した気分』になることが出来る。
まずはこれで『行った気分』になりその上で『現地に実際に確認に行きたい!』と思ったら実行に移すという流れ。
旅行の『お試し』や『試食』の様な事をすることが出来るようになったイメージだ。
しかし、このようなことができるのは旅行だけではない。
先日、TVゲームを買う際にゲームの内容を知りたくてyoutubeで検索をしたら、プレイ中の画面を映し出した動画があった。それを観れば『友達が隣でプレイしているのを観ているように』ゲームの内容がわかる。それを買う買わないの判断材料にしたのだ。
そうなると中途半端な何かを売るのは難しいなと思った。
昔は「”とりあえず”やってみる」とか「”とりあえず”行ってみる」とかの選択肢を選ぶ人も多かったのだろうが、今はとりあえずネットで「お試し」から入る人が多いのではないか。そして体験の感想の口コミはtwitterを通じて世の中に伝わる。
これからは生まれたときからスマホに慣れ親しんだ人(スマホネイティブ)の割合がどんどん増えていくので、
口コミ → お試し → 購入
の流れでほとんどの物は買われていくのかもしれない。
今年は台湾に行くことにした。
今、日本は暑い...。
しかしもっと暑いであろう台湾(台北)に行くことにした。
そして宿泊先にはAirbnbを利用する。(初)
今後、気が付いたことを追記していこう。
★★★
・暑い(35度)
・地上に人が少ない→みんな(クーラーの効いた)地下街にいる
・ボーッとしている人が多い(おそらく暑いため、やる気が出ない)
・朝が遅い(11時くらいから店が開き始める)
・夜でも人がいっぱい歩いている(昼間は暑いので、夜に外を出歩く)
・日本語を喋れる高齢者の人がいる
・親日な印象を受ける
・英語より日本語の方が通じる??
・英語表記のない店も多く、漢字だけどほぼ理解できない(特に食事系)
・日式〇〇のような表記をよく見かける(日本ブランドが有効)
・上海や香港に比べて欧米人の人が少ない(ほぼ見ない)
・なので、英語の必要性もあまり高くないのかもしれない
・気温と生産性は相関がありそう(こんなに暑いと集中できない)
・宿泊先に洗濯機があると超助かる(衣類をたくさん持っていく必要がない)
・Google翻訳がすごく役に立った(音声翻訳で簡単なコミュニケーションは可能)
・日本語を学ぶ人がすごく多いそうだ(割合では1番とのこと)
・マッサージが有名だが、元々は盲人の為の仕事だったそうだ
・盲人マッサージを受けたが、とても上手で感心した
・2.6キロ(iPadを含む)と荷物を極力少なくしたが、全く問題がなかった(折りたたみ傘は使わなかった)
・free wifiが割とすぐ見つかり、あまり困らなかった(初日と最終日以外はairbnbのホストがルーター貸出)
・台湾人は英語がそんなに得意じゃないのでgoogle翻訳で中国語でコミュニケーションがオススメ
小型プロジェクターで生活を豊かにしたい。
小型のプロジェクターを購入した。
ASUS ZenBeam E1 ポケット LED プロジェクター(小型ミニ/ 150ルーメン/ 6,000mAh バッテリー内蔵 /5時間の投影時間/ モバイルバッテリー / HDMI MHL 対応)
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手のひらサイズである。
また『モバイルバッテリー』としても使えるようだ。
私が今回購入したのは上記の安価なモデルだけど、本気でテレビの代わりにしたいと思っている人は、もう少しグレードを上げてもいいかもしれない。
P3Bも店頭でデモンストレーションされていたが、映像がもっと鮮明だった。明るさの単位(ルーメン)が800だ。(E1は150)
ASUS 高輝度 モバイルバッテリー内蔵小型プロジェクター P3B
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以下、感想。
①ヨドバシカメラに行ったのだが、ひとつ気付いたことは、ヨドバシが用意した商品紹介の表示に間違いが多いこと。
【店頭表示】100ルーメン ✕ 【実際】150ルーメン ◯
【店頭表示】wifi対応 ✕ 【実際】wifi非対応 ◯
鵜呑みにしないで自分でちゃんと調べることの大事さを知る。
②iphoneのスクリーンをプロジェクターで映したかったのだけど、他にも必要なものがあった。
Apple Lightning - Digital AVアダプタ HDMI変換ケーブル MD826AM/A
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5,200円。意外と高い。
ヨドバシカメラではappleの純正品しか売っていないらしく、その時は買わずにネットで調べたのだが、良い代替品が見つからず、結局、純正品を購入した。
ヨドバシが売らない理由も、自信をもって店頭に並べられる代替品がないからかもしれない。
③iphoneやiPadでTVを視聴して、それをプロジェクターで映すことはできない。
著作権の問題から、HDMIなどで繋ぎ、TVやビデオの映像をプロジェクターで映すことはできないようになっている。
ちなみにレコーダーなど(私はPS3)に繋いでTVやビデオの映像を映すことは可能。
・レコーダーはnasneを使用している。
・視聴アプリはtorneを利用。
★★★
【出来ること】
・天井に映す。
・大画面でゲームする。
・PS(レコーダー)経由ならTVも映せる。
部屋に置いてあるモノの中で、『テレビ』と『テレビ台』の存在感があり過ぎるので、それらを置かない生活をしたいと思っている。
自分の部屋はTV視聴はiPadでするので、もともと置いていないのだけど、最終的にはリビングルームのTV&テレビ台も撤去したい。
自由は信用や信頼のある人に与えられた報酬なのだ。
A「あれやってある?」
B「はい」
A「これは?」
B「やってあります」
A「じゃあ、あれは終わってる?」
B「終わってます」
★★★
これは私の感覚なのだが、上司や発注者、時には友人や配偶者でもいいのだが、相手の要求や依頼を
「言われる前に先回りして終わらせている」
という状況が3回連続で発生した時に、相手からの「信頼」や「信用」が増して自由度が増えると思っている。
なぜ「3回」なのかと言われると良い回答は持ち合わせていないのだが、
1回は偶然
2回も運が良かった
しかし3回目あたりから「偶然」ではなく「必然」という認識になるのかな、と思っている。(証拠は何もなくただの感覚です)
★★★
私の住んでいる地域の公立のトップ高校(県内でも3番以内に入る)は校則が物凄くゆるいようだ。
高校時代にそのトップ高校に通う友人に
「なぜそんなに校則がゆるいのか?」
と訊いたことがある。
「自由にさせていても誰も変なことはしないから」
が回答だった。
その高校に入学するためにはしっかりとした努力が必要だ。
その実績が有り、すでに信用や信頼を獲得した人達なので入学時から自由も与えられているのかもしれない。
これは自分が「管理をする側」や「発注をする側」になれば分かるのだが、
「細かいことを言わずともしっかりやってくれる人」はものすごく助かる。
指示する側もできることなら細かく指示なんかしたくないのだ。
やはり細かく気にしなければいけないのは精神的に疲れる。
自動化を求めるのも細かくチェックなんかしたくない証拠だろう。
それと同時に、
「自由を与えて変なことをする人に対して、こちらから自由を積極的に与えることはない」
これは刑務所が良い例だろう。
自由にしてたら犯罪(変なこと)をするのでガチガチに管理と監視をされることになる。
寝る時間や風呂の時間さえ自由には与えられないのだ。
刑務所は極端だとしても、仕事でもプライベートでも自由には大きな価値がある。
自由は信用や信頼のある人に与えられた報酬なのだ。
AppleWatchの価値は機能だけではない。
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私はAppleWatchを着けている。機能的にはかなり満足している。
スケジュールが画面に出る文字盤を採用しているのだが、そのおかげで「予定を脳に記憶しておく」という作業をAppleWatchに丸投げしている。
この機能があるので簡単な事でもスケジュールに入れて、時計を見た時についでに思い出せるようにしている。
(例)ゴミ袋、牛乳を買って帰る.... etc
もともとAppleWatchを買った理由は「電話に気付かない」からだった。
仕事上、電話に出れないと支障が出ることもしばしばあるのだが、室外に出ている時は他の音に着信音がかき消され、電話に気付かないことも多かった。
AppleWatchの場合、電話が鳴ると時計からも音が出るので、今はもう電話に気付かないという事も無くなった。
上記のように機能の面でも十分に満足しているのだが、もう1つ助かっていることがある。それは....
いい歳をした大人の男性が着けていても変じゃない時計を3~4万円で提供していることだ。
私の周りでも時計が好きな人はもちろん「そうでない人」も、
「意外と時計って大事だよね。相手の時計も気になって見るよ」
と社会人3年目くらいから言い出していた。
私としては、時計をすること自体あまり好きではないこともあるのだが、高級な腕時計を買おうという気もしなかった。
そんな中、AppleWatchが誕生した。
初めは、時計としては「見た目が若干ダサい」と言われていたと記憶しているが、それでも機能の高さから着ける人が増え、今となっては新たなジャンル、「スマートウォッチ」として存在している。
この様に新たなジャンルを確立してくれたことにより、
いい歳して見た目が若干ダサい時計を着けていても、
「あぁ、スマートウォッチ派ね」
と市民権を得ることが出来た。
同じような話として、毎日着る服を選ぶのが面倒で「似たような服ばかり着る」という話もある。
「毎日同じ服だけど洗っているのかな?」
と陰口を言われそうだが、
スティーブ・ジョブズや、マーク・ザッカーバーグが同じような服を毎日着て「私服の制服化」をしてくれた。
彼らのような絶大な影響力のある人が実施してくれたこともあり「私服の制服化」の方も市民権を得ると思う。
服や時計が好きな人はたくさん買えばいいし、楽しむといい。
しかしあまり興味のない人にも選択肢を与えてくれたことは私はとても大きいと思う。
スターバックスでお持ち帰りをできる金銭感覚。
昔から私にはできないと思っていることがある。
「スターバックスで持ち帰り」だ。
持ち帰りだと高くないか?
私を含め店内で飲む場合は「コーヒー with 席、テーブル、wifiの使用」で300円~600円程度の金額を支払っている。
しかし持ち帰りだと「コーヒー(with 紙袋)のみ」だが値段は変わらないのだ。
なので私はコーヒーが飲みたいだけ(席に座らない)場合はセブンイレブンのコーヒーを買い、それがなければ缶コーヒーor違う飲み物で我慢する。
スターバックスに関しては、持ち帰りで「割高に」買ってくれる人のおかげで「割安に」店内使用ができるので助かっているのだけど。
いっそ「店内使用料を取っては?」とも思うが、それをしたら時間制にしない限り何時間でもいることを店側が認めてしてしまうことにもなり、回転率の問題などからなかなか難しいのかもしれない。
また席のグレードも均一にする必要もあるかもしれない。
★★★
一緒に暮らしたり、旅行をしたりすると「相手のことがよくわかる」とか「ケンカする」と言われることも多い。
例えば旅行先で、
A「ちょっと喉乾いたね」
B「スタバ行こうよ」
A「いいよ(じゃあひと休みかな)」
スタバ到着
B「カフェラテ持ち帰りで」
A「えっ(持ち帰りならスタバじゃなくても...)同じのください」
金銭感覚が合わないとこういうことも珍しくなくなるだろう。
個人旅行は決定の連続である。
何時に起きるか、どこ行くか、何で行くか、何食べるか、いつ休むか、いつホテルに戻るか、いつ寝るか...などなど。
金銭感覚だけではなく、「時間感覚」、「優先順位の感覚」、「相手に合わせる感覚」、「荷物の多い、少ないの感覚」...etc
このような様々な感覚の違いが浮き彫りになり、1日、2日程度なら我慢もできるだろうが、「1週間以上でしかも海外」なんてシチュエーションだと半数以上がケンカをするのではないか?
でも「一緒に暮らす」はそれのさらに上を行く難易度になる。
その上は「子供を持つ」だ。
上手くやるには「相手に合わせる感覚」がお互いに高いことがきっと1番重要なんだろうなぁ。