自由にできる、まとまった時間はあんまりない。
子供が生まれた家庭では、幼い時期は当然誰かが面倒をみなければいけない。
そのような環境の中で、自分の為だけに時間を使うのは、それが意味のある事でも難しい。
家族の合意や協力が必要になるからだ。
学生時代や独身時代の様な『自分が頑張れば解決ができる状態』とはぜんぜん違う。
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簡単な例だと資格試験の勉強がある。
独身の時は、空き時間に自分が勉強にいくら時間を使おうと問題はないはず。
付き合いが悪くなったりすることはあるだろうけど、「勉強しなきゃいけないから」と理由を言えば責められることはない。
結果、問題はない。
しかし、結婚して子供が産まれるとそうはいかない。
勉強だろうと何だろうと、自分の為“だけ”に空き時間を使うことは、基本的には勝手な行動になってしまう。
勝手な行動をしたいのならば、見返りを用意しないと協力を得るのは難しい。
例えば、
①勉強する
↓
②年収が上がる
↓
③生活の質が上がる(家、車、外食、旅行...etc)
しかし長期的に見て…というのでは、その見返りに現実味が薄れ反応も悪くなるだろう。
しかも失敗した時には2度とチャンスはないかもしれない。
よって即効性が求められる。
が、世の中すぐ結果の出ることはそもそも少なく、即効性があるものは価値が低いことも多い。
人生の内に誰も自分の時間を奪わない、自由にできる、まとまった時間はそんなに多くない。
…ということに気付いた時にはもうそんな時間はなかったりするものなんだ。