「物欲」は減少中だが、「めんどくさいことはしたくない欲」は増加中である。
これを買って以降、
・スマホで録画予約ができるので外出先でも予約ができる。
・iPadでテレビを視聴出来るようになり、部屋にテレビを置く必要がなくなった。(別途課金必要)
・テレビ台や配線もない。
と自分が求めていたことが2万円ほどで一気に手に入ってすごく満足している。
私が観たいテレビは「週に4~5時間」くらいなので、そのためにテレビ、配線、必要によってはテレビ台やレコーダーを買い、部屋に置いておくのは気が進まなかった。
良い買い物をした時はすごく嬉しい。
お金は稼ぐよりも上手に使う方が難しいと聞いたことがあるが、求めていたことが現実にできる商品やサービスを買えた時は上手に使えたと思える。
そこそこ満足するモノを買うことは割とあるが、「いやーこれは良いな」と思えるモノを買えることはあまりない。
物欲もどんどん無くなり、「今欲しい物は?」と聞かれても
「疲れない体」とか「自由に使えるまとまった時間」とか非現実的なことしか思い浮かばなくて少し残念なのだが、
こんな問題があって、こう解決したいのでそのための商品を探そう!といろいろ調べると結構その商品は存在するのかもしれない。
ただ、「調べて」、「探して」、「見つけて」、「買って」、「箱を開けて」、「設置して」、「設定して」、「片付けて」、「最後にゴミを捨てる」
をすると思うとめんどくさくてしょうがない。
今回のnasneも実際購入に向けて動き出すのに結構時間がかかった。
★★★
昔、テレビで芸能人のマネージャーが担当芸能人の引越しの手配や買い物、その他身の回りのいろいろなことをやってあげているのを観て
「なぜ芸能人のマネージャーはここまでいろいろやってあげているんだ?それくらい自分でやればいいのに」と思っていたが、私が間違っていた。
今、私は「めんどくさいことは全てやってもらいたい」と思っている。
「テレビをiPadで観たいから探して買って設定してゴミも捨てといて」と本当は言いたい。
物が溢れる時代を生きてきて物欲はなくなってきてしまった。
昔に比べたら便利なモノがいろいろあり随分生活は楽になったと思うけど、めんどくさいことをやりたくないという欲は全然なくならない。
「物欲」はなく、「めんどくさいことはしたくない欲」はあるのだから、結局はモノを買わない選択をすることが多い。
モノを買ったらゴミ捨てまでしないと最後はゴミ屋敷になってしまうのだ。