世の中にはいろんな人がいる(事例1)

これは奥さんが体験した話。

 

・・・

 

子供が幼稚園に行っている。

その幼稚園にお迎えに行く時によく会う園児の母親がいる。

しかし、単によく会うだけで、子供の学年は違く会えば会釈をする程度の間柄だった。

 

その母親から突然、

「おさがりの服を貰ってくれませんか?」と言われた。

その時は他の母親と話している最中であり、あまりの突然でつい、

「あ、あ、ありがとうございます!」と返答した。

「じゃあ明日持ってきます!」

 

・・・

 

次の日、その母親はビニール袋に入った大量の服を持ってきた。

しかし…

・毛玉だらけ

・畳んでない

・防虫剤(タンスにゴン)の臭いが染み付いている

というコンディションの洋服たちだった…。

 

実は若干、嫌な予感はしていた。

その母親の身なりがあまりキレイではなかったから…。

 

貰った服は臭いし置いておけない。結局、その日のうちに市のゴミ受け入れセンターに持っていくことになった。(畳んで縛る必要がある)

 

服をくれた人は悪気はない。むしろ良い事をした、と思っている可能性もある。

しかし、貰った方は1つも良いことがない上に、処分の手間、お礼(お菓子程度だけど)も考えている。

 

なぜ、例の母親はこんなことすら想像することができないのか?

正直よくわからない。

けど、誰も指摘しないのだろう。

善意の相手に「それ逆に迷惑だ」とハッキリと言うのは逆恨みの可能性もあり、意外と疲れる。

 

そして、誰も指摘しないから気付いていないだけで、私の善意も同じ可能性もあるのだ。