香港旅行記(接客編)
香港旅行中は全て外食になるので、毎食接客されることになった。
日本の接客に慣れた状態で海外(香港)の接客を受けると、とても大きな違いを感じる。
当然、日本の接客の方が丁寧であり、不快に感じる事はほとんどない。
香港でも少々高級なレストランに行けば丁寧な接客を受けることもできるが、それは値段に含まれている。
異国の丁寧な接客は『有料サービス』なのだ。
一方、日本では『一般的なレストラン』でも、その(香港なら有料)レベルのサービスを無料で受ける(or提供)ことになる。
香港の一般的なレストランの多少雑な接客でも、それが「香港人同士」であれば、お互いにそれでOKなのだろう。
関係性がそれで出来ている(彼らにとってはそれが当たり前)のだと思う。
この関係性、意外と居心地が良いのではないか?
(安い飲食店の接客レベルで)お互いに気を遣わない人間関係→香港の関係性
(安い飲食店の接客レベルで)お互いに気を使う人間関係→日本の関係性
例えば香港。
接客が良いとは言えないが、サービスの受け手は不満に思っていないだろう。
関係性がそれでできているからである。
雑な接客でも相手が満足しているなら(不満を持っていないなら)それでOKなのではないか?
しかし、日本で接客サービスを受けると丁寧で当たり前。少しでも態度が悪いと問題になる。
要するに、
「私の人間関係は(一部のかなり親しい人を除き)全て、気を使いながら保ってますよ」
というのと、
「私の人間関係は、気を使わない関係の人がたくさんいるよ」
では後者のほうが幸せじゃないだろうか。
雑な接客が嫌なのではなくて、それを日本人にやられると腹が立つ。
なぜなら日本人の『普通の基準』ではそんなことはしないから。
ちょっと自分でも何が言いたいのかわからなくなってきたけど、
1人当たりGDPで日本の上を行く香港の雑な接客を受けて、なぜ日本はこんなに丁寧にやっているのに負けているんだろう?丁寧な接客なんて無駄な事なのかな?と思っただけ。