スポーツを『TV視聴する』のか『スタジアムまで行く』のか。

実際に野球やサッカー、テニスを『スタジアム観戦』したことがある人も多いと思う。

 

そして感想は、たぶん…


「テレビの方が観やすい」ではないだろうか。


しかし、現地のスタジアムまで行けば『雰囲気』や『熱気』、『TVでは取り上げられない場面』など様々な『体験』も出来る。


現地観戦は『試合の内容以外』も重要視している人の選択肢になるのだろう。


これは様々な分野に広がっている。


例えば興味のある特定の場所があるならば、昔は『TV』か『自分で実際に行くか』くらいしか選択肢が無さそうだ。


一見するとスポーツ観戦の場合と同じだ。


しかし、スポーツと違い旅行の場合は『自分の興味のある分野をTVで放送してくれるとは限らない』というかほとんどない。(スポーツは試合内容がわかりやすいのがみんな1番だろう)


しかし今は『YouTube』や『google earth』『ストリートビュー』など複数の選択肢があり、実際に行かなくても自分の好きなように情報をカスタマイズして『現地に行った気分=旅行した気分』になることが出来る。


まずはこれで『行った気分』になりその上で『現地に実際に確認に行きたい!』と思ったら実行に移すという流れ。


旅行の『お試し』や『試食』の様な事をすることが出来るようになったイメージだ。


しかし、このようなことができるのは旅行だけではない。


先日、TVゲームを買う際にゲームの内容を知りたくてyoutubeで検索をしたら、プレイ中の画面を映し出した動画があった。それを観れば『友達が隣でプレイしているのを観ているように』ゲームの内容がわかる。それを買う買わないの判断材料にしたのだ。


そうなると中途半端な何かを売るのは難しいなと思った。


昔は「”とりあえず”やってみる」とか「”とりあえず”行ってみる」とかの選択肢を選ぶ人も多かったのだろうが、今はとりあえずネットで「お試し」から入る人が多いのではないか。そして体験の感想の口コミはtwitterを通じて世の中に伝わる。


これからは生まれたときからスマホに慣れ親しんだ人(スマホネイティブ)の割合がどんどん増えていくので、


口コミ → お試し → 購入


の流れでほとんどの物は買われていくのかもしれない。