食事の生産性。

イタリアやスペインは食事にかける時間が長い。

またスペインは1人で食事をするという文化がなく、少なくとも2人以上でするものらしい。

その感覚は1人でカラオケにも行ける日本とは全然違う。

 

楽しむという側面もあるが、本来食事は生きるための栄養補給が目的だ。

長い時間をかけて栄養補給をしているので、食事の生産性が低いことになる。

 

★★★

 

日本は労働時間が長い。

速く終わらせてさっさと帰るという文化がなく、上司が帰らないと帰れない。

仕事は仕事と割り切っていそうな欧米とは全然違う。(たぶん)

 

本来仕事は「ある価値」を作ることが目的だ。

長い時間をかけて「価値」を作っているので、労働の生産性が低いことになる。

 

スペイン→仕事生産性高い。食事生産性低い。

    日本   →仕事生産性低い。食事生産性高い。

 

結局、問題になるのか、ならないのかは

「好きでやっている」か、「嫌だけどやっている」かになるのだろうか?

楽しく長時間労働して、生産性は他国と相対的に低い場合はどうなのだろう?

「ダラダラやっているがストレスなし」も問題あるのか?

他国の人がゆっくり食事をとっている時間にコンビニのおにぎりで食事を終わらせ、余った時間でダラダラ仕事をする。

要するに1日で生産したモノが先進国の水準ならいちおうは問題ないのか?

 

...グローバル化するとダメな気もする。

世界と競争することになれば日本独自のやり方は良いものなら真似をされ、悪いものなら世界と差が付くのだろう。

また余暇は頭や体をリフレッシュしてくれるので、余暇の後はやる気が出てきたり、アイディアが浮かんでくることもありそうだ。

スポーツ選手が「休息も食事も練習の一部」と言っているが、ビジネスマンも同じかもしれない。

しかし、これまで仕事ばかりであまり余暇がなかった日本人男性は「文字通りの仕事の時間」以外の時間の使い方があまり上手くなさそうだ。

きっと労働生産性を上げて5時に帰れるよりも、ダラダラ9時に帰りたい人はかなりたくさんいるだろう。