自分の常識≠他人の常識
「トルコは意外と地震の多い国である」
以前、トルコに旅行に行った際にトルコ人ツアーコンダクターの人が言っていた。
「そうなんだ」
と思っていたのだが、次の言葉が印象的だった。
「しかしトルコ人は地震があってもそれを神様のせいにする。なので、建物を強化しようとか、避難を効率的できるようにしようとかいう話にならない」
真偽の程は分からないが、一般人レベルだとそう解釈されているのかもしれない。
確かに日本の建物は耐震性などでは世界トップクラスだろう。
地震のアラートもすぐ来る。
「地球の造りと日本の位置により地震は防げない。なので、起こる前提で対応しよう」
日本の人々がこのように行動してくれたおかげで、私達は世界一の地震国に住みながらもある程度安心して暮らすことができている。
アメリカの中には進化論を教えない州があるそうだ。なぜなら進化論を肯定してしまうと、人類は神が創ったという話と矛盾してしまうから。
★★★
私達は親、身近な人、本、テレビ、ネットなどで自分が信じれる人や物を見つけて生きていく。
それは自分が毎日何十回と繰り返す選択や決定に影響を与える。
「自分で考えたことだけ」で生きている人はいない。ある人が言ったことを参考にするだけでなく、鵜呑みにしていることもよくあるだろう。
でも、自分の信じている人は
「地震を神のせいにしたり」
「進化論を教えなかったりする人」かもしれないのだ。
[追記]
こんなデータを発見したので貼り付け。
欧州各国+日米における進化論許容率
— Spica (@Kelangdbn) 2017年9月25日
赤が50%未満の国 pic.twitter.com/I8o61k3WjF