勉強は始める前に脳みそに相談しよう。ヤツの機嫌は影響する。

数年前に資格試験の勉強をしていた時、1年目は全く歯が立たなかったので,
2年目はちょっと勉強のやり方を変えることにした。
 
・早起きして朝に勉強をする
・勉強する前にちょっと軽い運動をした後に勉強する、の2点
 
これは何かを読んだ、アドバイスされた、というわけではなくて、たまたま早く起きた日に後から用事があるので、今日の勉強をやってしまおうと起きてすぐ勉強をしただけだった。
 
軽い運動の方は、勉強がやる気にならなかったので少しジョギングをした後、勉強しただけだ。
しかしこのやり方に変えたら勉強中「頭に入っているな。集中出来ているな!」ってなんとなく思ってた。なので、できる限り「朝起きてすぐ勉強」と「夜の勉強前にジョギング」をするようにしていた。

 

それから約7年後、たまたま評判の良かった本だったので読んでみたら、私の勉強法は意外と理にかなっていたということがわかった。

 

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 

また、この本に以下のような記述がある。 

 以下引用

佐藤優氏: 飛行機は気圧の影響もバカにならないですよね。計算問題や語学の練習問題を解くとよくわかりますが、気圧が低くなると頭の働きがいっきに落ちます。  

 

池上彰氏: 国際線は完全にそうですね。ドバイまで片道11時間、よしたっぷり本が読めるぞとたくさんの本を機内に持ち込んでも読むのに異様に時間がかかる。あるいはすぐ眠くなってしまう。

 

佐藤優氏: 明らかに脳に行く酸素の量が少なくなっているんでしょうね。

 

なるほど、やはり勉強も運動も仕事もやみくもにやるのはよくなさそうだ。

 

ひとつエピソードがある。

私の友人の1人は大学受験の時、勉強時間をよく報告してきた。

「今日〇〇時間もやったよ」

そんな彼は参考書にも詳しかった。

「この参考書がいいらしい。あれはよくない」

しかし全然成績が上がる気配がない。一体何が起こっているのだ?
 
しばらくして謎は解けた。
 
たまたま自習室で彼の隣の席で勉強していた友人が不思議に思って観察していたらしいのだが、教科書がコロコロ変わるのだという。彼は全く集中出来ていなかったのだ。
その後も模擬テストという名のテストマッチで敗戦を続けていた彼に本番での勝ち目はなかった。浪人した後も希望の大学に行くことは出来ず、すべり止めの大学へと進学していた。
 
一方、えらく勉強のできる知人もいた。彼は高校3年の引退まで部活をやり、その後ドトールコーヒーで1日3時間勉強する」というスタイルで見事受験した大学を全て合格し早稲田大学へと進学していた。
彼は言っていた。集中できていない勉強時間は意味のない時間だと。

 

18歳の彼に遅れること10年、私もその意味を実体験を通して理解したのだ。