話しやすい人はタダで消費されている?〜グチを聞くのは有料〜

知人Aさんが友人Bさんから悩み相談を受けている。その相談者はAさんにしか話さないらしい。その相談者との話といえば、いつも悩み相談(という名のグチ)ばかりなのだという。

 

また、そのAさんしか友達がいない人Cさんがいるらしい。Aさん以外とは特に遊ぼうとも思わないとのこと。

 

「唯一の友達に選ばれたなんてAさんは人望があっていいね!」と思っていたのだが、最近少し考え方が変わった。

 

それってタダで消費されているんじゃない?

 

なぜかと言うと、最近こんな話を聞いたからだ。

 

『グチを聞くのは有料』

 

例えば、キャバクラなどでは客の話を聞いてあげる。グチやつまらない話でも聞いてあげる。でも『有料』だ。有料だからできるのだ。好きで聞いているわけじゃない。客は高い金を払って、そのサービスを『買っている』のだ。

 

でも友達だとそうはいかない。飲みに行こうと言われて『有料』もしくは「奢ってくれるならいいよ」なんていつも返答していたら、相手は気を悪くするだろう。

 

だから人は大人になり忙しくなると、『グチばかりの友達』や『つまらない友達』とはできるだけ距離をおく。

 

たぶん、Aさんに相談してくる人は『他の友達から距離をおかれている』んじゃないの?

で、イヤな顔をせずに聞いてあげているAさんなら話を聞いてくれると思っているのではないか?と思ったのだ。

 

それって無意識かもしれないけど、消費されているだけだよね。今はこう思っている。

 

私もたまにはグチを言いたい時もある。友人に『無料で聞いてもらう』ならせめて "おもしろく" 話せるようになりたい。