魔都は詐欺の思い出。信用枯渇都市上海
中国は信用が枯渇している。
テレビでよく子供が何かに挟まるニュースがやっているが、そもそも日本では建築基準法などの法規制で起こりにくいようにしているのだろう。
こんな状態だと、安心して子供を遊ばせられないのではないか?いちいち安全性の確認が必要になる。
信用がないと、余計なコストがかかる。買った物が壊れていないか、いちいち確認しなければならないし、壊れていたら買った意味がないので、費やした時間は無駄である。
そのような信用の枯渇した社会で生きていると、騙された方が悪いという話になるのだろう。私は上海(別名:魔都)に旅行で行き、ついたその日に詐欺にあった。なるほど。魔都と呼ばれるだけある。被害額は約3万円。4泊5日だったが、ほとんど毎日詐欺に狙われていた。
「なぜ狙われているのがわかるのか」というと、1度詐欺にあったので多少調べたし、同じ手口で仕掛けてくるのでわかるのだ。
彼らは観光客が一目でわかるのだろう。私を騙したのは男女のペアだった。私を見つけると、詐欺のパートナーに合図を送る。そして
「写真をとってほしい」
と英語で聞いてくる。それに応じるとそのまま
「日本人か?」
「私は上海で働いていて、いとこの女の子を案内しているんだ。彼女は上海ではなく東北地方出身なんだ」
と話を繋げていき、最終的には
「チャイニーズティーセレモニー(お茶会)に一緒に行こう」
と言われる。私は立ち止まって話を聞いていたわけではなく歩いていたのだが、進行方向が同じような振りをして、いろいろな話をしてくる。もちろん詐欺師たちは慣れているので、できるだけ自然に話を持っていく技術はあるのだが、私自身も旅行で気持ちも大きくなっていたのだろう。何の疑いもせずついて行ってしまった。
歩いて10分くらいだった。とある個室に案内される。チャイナドレスをきた女の人が立っていた。前にはたくさんの茶器が並べられている。
※これはお茶会の参考写真であり、私が行った場所ではありません。
何種類かお茶を説明しながら出され、中国式お茶会を披露される。1時間くらいは経っただろうか。
「最後にお土産のお茶を選びなよ。私達も今から選ぶんだ」
詐欺師のペアは何種類かのお茶を中国語で頼んでいた。私も「初日から荷物を増やすのは嫌だな」と思いながらも、2つほど頼んだ。適当に烏龍茶か何かを選んで待っていると請求書を渡される。大体¥1,850と書かれていた。
実は中国の価格の表記は¥で日本と同じなのだ。私は着いたばかりで買い物もほとんどしていなかった。たぶん水とかその程度だった。なので、
「1,850円?日本語?」混乱した私は聞いてみた。
「Is this japanese yen??」
「No,chinese yuan.」
スマホで調べた。
「.........3万円!?」
恥ずかしながら詐欺に気付いたのはその時だった。どうしよう。ゴネるか、交渉するか.......
選択したのは「素直に支払う」だった。まるで詐欺には気付いてないかのように振る舞った。ここで買うのはお茶ではない。「命だ」と。下手に何かをしたらどうなるかわからない。上海に着いたばかりで疲れていた私は、お互いにネイティブではない「英語」で交渉する気にはなれなかった。
実はこの男女2人組に騙される直前におじさんに話しかけられている。「写真をとってやろうか」と言われていた。このおじさんは見るからに怪しかったので断ったのだが、そのおじさんに再度話しかけられた。
「お前が2人組の男女について行くのを見たぞ。ついて行っちゃいけない。上海は安全じゃない」
「カラオケ、クラブ、全部ダメだ。ついて行っちゃいけないよ」
私は聞いてみた。
「お茶会は?」
「フロアに他のお客さんもいる場合はOKだ。しかし個室はダメだ。行っちゃいけない」
怪しいと相手にしなかったおじさんが実はいい人でフレンドリーな2人組が詐欺師だったのだ。
しかし話はここでは終わらない。
このおじさんは次々に話を始めた。船乗りだったこと。台湾と中国の関係などいろいろ話をしてきた。私は疲れていて相槌を打つくらいの反応だったのだがこんな事を言い出した。
「そういえば向こうの方にいい店がある。よかったら行かないか?」
結局このおじさんも詐欺師だったのだ..........。
詐欺に遭いたての観光客をもう1度騙してやろう。
さすがは魔都上海だ。私は上海を旅するには平和ボケし過ぎていたようだ。
「こんな場所にあと4日もいるのか.....」と少し不安になりながらホテルの部屋に帰った。
「あれ?壁に紙が貼ってある」なんだろう?日本語だ。チェックインした時は早く外に行きたかったので荷物を置いてすぐ外に出た。だから気付かなかったのだ。
読んでみると...
マリコ先生が教えてくれた大事なこと。
「首コリが治っている!」
最近私に起きたうれしい出来事である。
そういえば心当たりがある...
私はかれこれ7、8年ほど首コリに悩まされていた。頭がボーっとしてしまい集中できない。症状がひどい時には明るい室内に入るだけでクラクラしてくるのだ。
誰かと一緒に出掛けたりした時にも迷惑をかけた。話が上の空になったり、ひどいときは休憩をしてもらった。
しかしそれはもう過去形だ。おそらく解決方法を見つけた。それは....
「ヨガ」だ。。。
いたって普通である。サプライズ選出はなしだ。しかし本当にそうなのだ。
今まで整体、接骨院などに行き治療を試みた。ボーっとするのが深刻な時は脳神経外科でMRIを撮ったこともあった。結果は異常なし。異常ないのは良かったのだが、首コリの原因はわからないままだ。
ヨガをしたきっかけはたまたまだった。週1回テニスをやるのだが柔軟体操の代わりにたまたまyoutubeで見つけたヨガをやってみた。クロームキャストを買ったのでテレビ画面でyoutubeを観ることができる。大きな画面でヨガ動画を観ながら真似をした。
そうしたらテニスの出来が良かった。体がスムーズに動く感じがした。なのでちょっと毎日続けてみたのだ。
そうしたらある日にふと気付いた。
「首の調子がいい」
" 棚からぼた餅 "だった。ヨガは柔軟体操の代わりのつもりだったので首コリを治す目的ではなかった。
ちなみに観ているのはこれである。
youtube用にきちんと制作してあるので観やすい。
あれこれ考えずにただマリコ先生のやっていることを真似る。映像を観ないで自分で「何をやる」とか「何秒やる」とか考えるのは意外と面倒くさい。なのでただ真似る。何も考えずに。そうしたらもう2ヶ月も続いている。
結局首コリの原因は体のメンテナンス不足だったのだ...
無料で質の高いヨガを提供してくれるマリコ先生に感謝だ。ネット空間だけの師弟関係だが、素直に先生の言うことを聞いていた。
「マリコ先生は私を知らないけど私はあなたの生徒です。マリコ先生ありがとう。」
しかもマリコ先生が教えてくれたのはヨガだけではない。私に必要なものを教えてくれた。
マッサージ、整体や接骨院などの「自分は寝っ転がっているだけ」の受動的な行動ではない。必要だったのはヨガを「やる」という能動的な行動だったのだ。
勉強は始める前に脳みそに相談しよう。ヤツの機嫌は影響する。
それから約7年後、たまたま評判の良かった本だったので読んでみたら、私の勉強法は意外と理にかなっていたということがわかった。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (15件) を見る
以下引用
佐藤優氏: 飛行機は気圧の影響もバカにならないですよね。計算問題や語学の練習問題を解くとよくわかりますが、気圧が低くなると頭の働きがいっきに落ちます。
池上彰氏: 国際線は完全にそうですね。ドバイまで片道11時間、よしたっぷり本が読めるぞとたくさんの本を機内に持ち込んでも読むのに異様に時間がかかる。あるいはすぐ眠くなってしまう。
佐藤優氏: 明らかに脳に行く酸素の量が少なくなっているんでしょうね。
なるほど、やはり勉強も運動も仕事もやみくもにやるのはよくなさそうだ。
ひとつエピソードがある。
私の友人の1人は大学受験の時、勉強時間をよく報告してきた。
「今日〇〇時間もやったよ」
そんな彼は参考書にも詳しかった。
「この参考書がいいらしい。あれはよくない」
18歳の彼に遅れること10年、私もその意味を実体験を通して理解したのだ。
相手を変えるか、自分が変わるか。
以前テレビ番組である日本の島を紹介していた。
仕事が無いので若者は島を出て都会に行くという。島の高齢化率も非常に高い。
その島に残る住人の希望は「橋をかけてほしい」というものだった。島だからアクセスが悪く不利だ。だから人がいなくなるのだと。
島の人達の希望が理解できないわけではないのだが、少し違和感を覚える。たぶんそれでは解決しないと思うのだ。島へのアクセスがよくなっても人は増えないし、若者は留まらないだろう。
既に都会は発展しているので、島の発展を待つよりその島を出て都会に行くほうが圧倒的に早い。あとは適応能力の問題だ。高ければ高いほど島を出る選択をするだろう。橋は” どうしても島に残りたい人 ”にとって必要なものなのである。
もう1つ違和感がある。
「自分は変化することなく周囲に変化してもらおう」だからだ。
例えば賃貸住宅などでも隣の人が変わることはよくあるだろう。良好な関係だった隣人が引越し、新しい住人はトラブルメーカーだった。ということも珍しくない。
環境が変化してしまい都合が悪くなった時、「問題の解決」を優先する人は自ら引越しをして新たな住居に移る。自分を変化させることで解決してしまう。
しかし「自分は変わりたくない人」は相手に変化を求める。自分の都合に合うように変化してほしいと要求するのだ。住宅で言うならば、相手に直接言う、管理者に解決をお願いする、ひどいケースでは裁判もありえるだろう。
もちろん様々な立場の人がいるので、そうそう住居を変えられるわけではないと思うし、「自分が悪いことをしている訳でもないのになんで?」も理解できる。しかし解決するには自分が変わってしまう方が早いと思う。
この問題、私自身もちろん関係がある。近い将来に変化を求められる気がする。
この日本の島の問題、グローバルな視点で見てみると
日本と島の関係と世界と日本の関係が=(イコール)になるかもしれない。
日本と島=世界と日本
世界の人口を70億人、日本を1.27億人だとするとわずか1.8%しかない。
日本語は世界から見ると少数民族が話す言葉だろう。
私は1年間だけ外国にいたことがあるのだが(結構前だけど)、知り合う外国人が日本について何も知らないことに驚いた。スシ、ニンジャくらいである。
その時、私の印象=日本人の印象になってしまうかもしれない、とすこし焦った記憶がある。アニメなど日本の文化が好きな人もいるだろうが、そうでない人が大多数で、そうでない人は日本のことなど何も知らない。これが私の実感だった。ちなみにアジア人は日本に詳しい。アジア内では「カッコイイ国」というイメージがあるみたいで日本に興味がある人が多かった。
日本にいると実感しづらいのかもしれない。テレビ番組も日本を褒める内容が多い(日本をけなす番組を作っても不快な思いをする人がいるので制作しないのだろう)。しかし現実は、我々が思っているほど日本の事を知らないと思う。
未来の事はよくわからないが、自分の環境が悪くなった時に自分が書いたこの文章を読み、自分自身が変化することで適応できるように努めたい。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの名言を残しておこう。
一番強いものが生き残るわけではない。一番賢いものが生き残るわけでもない。
変化に適応できるものが生き残るのだ。
まだあの職業に女性はいない。なれば世界初である。
実は将棋の世界には女性のプロ棋士はいないのだ。女流プロはいる。しかし、羽生さんや藤井聡太君と同じ土俵で戦うプロはいない。
相撲のようにプロになれないというわけではない。実際なろうと奮闘している女性棋士は現在もいる。しかしなれた人がいないのだ。
そもそもプロ棋士ってなんなの?という人もいるかもしれない。簡単に説明しよう。
日本将棋連盟所属の四段以上の棋士をプロと呼ぶ。プロになればプロ棋戦に出れる。なので三段まではプロではないことになる。そしてプロになるには奨励会というプロ棋士養成機関に入り(6級からスタート)プロ棋士の卵たちとの戦いに勝ち進んで四段になることができれば、晴れてプロ棋士となる。
私は実は三段なのだが、アマ三段である。たまに将棋の話をすると「親戚が三段」とか、「親がもともと二段らしい」とか言う人がいるのだが、これはほとんどの場合アマの段位である。
正確にアマチュア段位と奨励会段位の比較をするのは私にはできないのだが、棋士の過去の発言やネットの情報だとアマ3~5段=奨励会6級くらいではないかと思う。
小学生の時にアマチュア三段になるほどの実力がある人だけが奨励会に入れる(中学生の場合もある)。その後、アマ三段が最低レベル(6級)の非常に厳しい奨励会という環境で勝ち抜けれる人だけがプロになるのだ。
●こちらはもう少し詳しい情報です。
なので、わずか14歳で四段になった藤井聡太君はそれだけでもスゴすぎなのに、初参戦のプロ棋戦で(プロ相手に)29連勝をして新記録を樹立してしまった。メディアがほっとかないのも当然である。
この奨励会三段(プロの一歩手前)で奮闘している女性棋士が2名いる。
その内の1人である里見香奈さんは女流棋士でもあり、女流棋戦のタイトルを6個中5つを持つ。女性棋界では圧倒的な強さを誇る。
そんな彼女も男女混合の将棋の世界ではプロではないことになる。
現在の三段リーグでの成績を見るとすこし厳しいとは思うけど、14歳2ヶ月でプロになるという将棋界の記録を62年ぶりに更新した藤井聡太君に続き、世界初である女性のプロ棋士の誕生という大記録を密かに願い応援している。
タバコ吸っていたのはモテたかったから。
私は23歳の時にタバコをやめた。まだ買ったばかりで16本も入っているマイルドセブンを彼女に渡し、「もうそれいらない!」と宣言したのだ。彼女はどうせすぐに吸うだろうと思って捨てずに1ヶ月ほどバックに忍ばせておいたそうだ。もう吸うことはなかったのだが。ちなみに人生初の禁煙宣言で見事成功させてみせた。1打数1安打だ。
私は今でも付き合いのある同級生が10人ほどいるのだが、禁煙成功者は私を除くとたった1人である。
今は愛煙家は肩身の狭い思いをしているだろうにみんな本当にタバコが好きなんだなぁと思っていた。
しかしかつては私はみんなよりも断然ヘビースモーカーだったのだ。こんな美味いものはない。一生付き合っていこうと思っていた。缶コーヒーとの相性は最高だ。他に何もいらない。
夜中の2時くらいにふとタバコ吸おうと思ったら空箱だった。季節は冬。1番近い自販機まで歩いて7、8分だ。
私は迷わず買いに行く事を決めた。普段は面倒くさがりだがこの時は即決だ。すぐ行動した。買ったタバコを吸いながら歩いて帰っている時に、この寒いなかこんな時間にわざわざ買いに行くなんて、我ながら「俺はタバコが好きなんだなぁ」としみじみ思っていた。
しかし学生が終わったら無性にタバコをやめたくなった。なんなんだこれ?と。百害あって一利なしだ。一生付き合っていくつもりだったが突然のお別れ宣言をした。
その時に私はタバコを吸っていた理由に気が付いた。ニコチンなんかではない。学生特有の「ルールを守らないことで目立ち、チヤホヤされること」が目的だ。なぜなら未成年で違法だから。ルールを守らない俺カッコイイだ。学生時代を有利に進めるための合理的な選択だったのだ。しかし社会人になったらルールを守らないことは突然ダサくなる。信用第一だ。タバコなんか吸っていても誰もチヤホヤしてくれない。むしろマイナスだ。ニコチンのパワーは、もはや「全く合理的でなくなってしまった喫煙」を私に継続させることはできなかった。
そういえば校則で禁止されていた時は必死に髪を染めていたが、大学に入り自由になる(特別ではなくなる)と黒髪で生活していた。
私が中毒になっていたのはニコチンではなかったのだ。
ドラゴンボールの実写映画を観たら絵が描ける人はすごいと再確認した。
相手の伝えたい事が私には伝わらない、こんな経験は誰でもあると思う。間違って伝わってしまうこともしばしばある。
そんな時に絵や漫画で説明してみるのはどうだろうか?そのように説明されると私はわかりやすいと思う。(可視化)
例えばドラゴンボールの世界を言葉や文章で伝える事が出来るだろうか?私にはできないし、漫画を読んだことがなければ、「何それ?つまんなそう」となる可能性も高い。
説明するなら漫画本が現実にあるので、「とりあえず読んでみて」が1番だと思う。
言葉では「界王拳やかめはめ波、ナメック星人」を伝えるのは至難の技だ。
ドラゴンボールのストーリーを思い付いたとしても、言葉で伝えるのはかなり大変だと思う。しかし絵にすれば伝わる。だからあれだけの大ヒットになるのだ。著者の伝えたいことが絵となり、わかりやすいからみんな読むのだ。
ちなみにドラゴンボールの世界観を、ハリウッドが実写版で伝えようとしたことがある。実は私も映画館に行き観てきたのだが、酷い出来だった。先に映画を知り、「これの原作の漫画があるんだよ!」と言っても誰も読まないだろう。そんな出来栄えだった。
案の定、インターネットでは酷評され、最終的には脚本家が謝罪までするハメになったらしい。
" ドラゴンボールの伝え方 "の大失敗による謝罪の必要性の有無は私には何も言えないが、それほど悪いインパクトがあったということだろう。
ちなみに著者の鳥山明さんも「たぶんダメだろうなと思っていた」とネガティブなコメントを残している。
私は絵がヘタなので、なにかを伝える時は言葉か文字になる。しかし場合によっては絵(漫画)で伝えるよりはるかにわかりづらいだろう。
なので私は漫画を描ける人はすごいと思っている。
↑
この世界を実写で表現するのは難しいよね。